激走！

おはようございます。

先日フルマラソンを無事走り終えることができました。
応援してくれた皆さんやボランティアスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の目標は普段走っているジョギングペース（6分40秒/㎞）で最後まで走りきれば達
成可能な記録でした。練習では最長20㎞程度しか走ることがないため、後半も維持でき
るか、また後半に待ち受けているアップダウンを歩くことなく走り続けることができるかが
ポイントでした。

昨年身体が動かなくなってそれっきり走ることができなくなった中間地点での休憩は敢
えて取らないようにするといった小改良も活かしながら時計と睨めっこしペース配分しま
した。さすがに30㎞過ぎにはジョギングペースでもしんどくなって何度休もうか、歩いて
しまおうか、何で申し込んでしまったのか、目標なんてどうでもいいやとにかく完走！を
など色々な葛藤がありました。でも決めたのは自分であり、やるのも自分です。それぞ
れの思いを抱いて走り続けるランナー達の姿に刺激を受けながら最後まで走り抜くこと
ができました。

その結果、
ネットタイム（最後部からの出走でスタートラインに辿り着くまで約7分かかりました）で
4時間42分と目標の4時間45分を何とかクリアすることができました。

村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』からの引用です。

“今でも僕はマラソンを走るたびに、だいたいここに書いたのと同じ心的プロセスをくぐり
抜けている。30キロまでは「今回は良いタイムが出るかもな」と思うのだが、35キロを過
ぎると身体の燃料が尽きてきて、いろんなものごとに対して腹が立ち始める。そして最
後は「からっぽのガソリンタンクを抱えて走り続ける自動車みたいな気分」になる。でも
走り終えて少し経つと、苦しかったことや、情けない思いをしたことなんてけろっと忘れ
て「次はもっとうまく走るぞ」と決意を固めている。”

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2010/06/10
• メディア: 文庫

心地よい筋肉疲労を感じながら、来年のスケジュール帳を開き
“12月11日　ホノルルマラソン”と書き込みました。